CIO について
https://village-island.com/cio/
https://support-next.cyanview.com/docs/products/ci0/
CI0(シーアイゼロ。最後の文字は数字の「0」)は、シリアル接続のカメラ・レンズ・対応アクセサリーを、ローカルネットワーク経由でRCP・RIOにつなぐためのIP-シリアル変換インターフェースです。このサイトのメニューやURLでは「CIO」と表記しています。
CI0自体はカメラ制御ソフトウェアを持たず、Web UI(設定画面)もありません。RCPまたはRIOから受け取った命令を、接続されたカメラが必要とするシリアル信号に変換します。そのため、CI0につないだカメラの設定はRCP側で行います。
CI0を使う場面
CI0は、カメラ側のインターフェースをRCP(またはRIO)と同じローカルネットワーク上に置ける場合に使います。代表的な用途は次のとおりです。
- RCPから1台のシリアルカメラを制御する
- ミニカメラに、CI0のシリアルコネクターから電源と制御信号を供給する
- CY-CI0BM または RSBM インターフェースを使って、Blackmagic カメラを SDI で制御する(Blackmagic Design参照)
CI0とRIOのどちらを使うか
CI0とRIOはどちらも同じ2つのシリアルポートを備えていますが、想定している使い方が異なります。CI0はマイコンで動作するシンプルな変換器で、RCPやRIOからの制御を前提としています。RIOはLinuxで動作し、RCPと同じカメラ制御ソフトウェアを内蔵しているため、単体でカメラを制御できます(操作パネルのない「RCP + CI0」のような機器です)。
| 用途・機能 | CI0 | RIO |
|---|---|---|
| ローカルのIP-シリアル変換 | ○ | ○ |
| カメラのプロトコル・設定を本体内で実行 | × | ○ |
| 本体の設定用Web UI | × | ○ |
| USBでのカメラ制御 | × | ○ |
| B4レンズ / Canon CineServoレンズの制御 | 非推奨 | ○ |
| 旧式の8ピン端子によるSonyカムコーダーの制御 | 非推奨 | ○ |
| RCPとの接続が切れてもカメラの制御を維持 | × | ○ |
| 内蔵Wi-Fi・USBモデムによる運用 | × | ○ |
| ルーティングされたネットワーク・ゲートウェイ経由の制御 | ×(ローカルのブロードキャストによる検出が必要) | ○ |
| 遅延のあるVPN・LANトンネル経由 | 非推奨 | ○ |
| REMI、セルラー回線、インターネット経由の制御 | × | ○ |
| PoE給電 | ○ | × |
| 12V DC給電 | ○ | ○ |
目安: RCPと同じローカルネットワークでシンプルにシリアル制御するならCI0、カメラ側で単体動作させたい場合・USBカメラ・Wi-Fiやセルラー回線・REMI・ゲートウェイやVPN、インターネット経由で使う場合はRIOを選びます。
:::caution B4レンズ・Sony 8ピンカムコーダーではRIOを推奨
- B4 ENGレンズ / Canon CineServo・Duvoレンズ: レンズはデジタル制御モードのままである必要があります。通信が途切れると(RCPの電源を入れ直した、CI0へのイーサネットが外れた等)、レンズがアナログ制御に戻ってアイリスが閉じることがあります。
- 旧式の8ピン端子を使う一部のSonyカムコーダー: 単体運用時とリモート運用時でペイント設定が別になっている機種があり、RCPとの接続が不安定だとリモート制御が外れたり、ペイント設定が予期せず切り替わったりすることがあります。
これらはRIOであればカメラのプロトコルを本体内で実行するため、RCPとの常時通信がなくても接続が維持されます。 :::
:::warning レイヤー2 VPN・LANトンネル経由では使わないでください トンネルが必要なブロードキャストを通せばCI0が検出されることはありますが、リモート制御用のインターフェースとしては適しません。シリアルカメラのプロトコルには短いタイムアウトで応答を求めるものがあり、CI0ではその低レベルのやり取りがトンネルを通ることになるためです。RIOであれば、カメラとのやり取りはRIOとカメラの間で完結し、RCPからは上位の制御コマンドだけが送られます。 :::
使い始めの流れ
- CI0を、RCP(またはRIO)と同じPoEスイッチ/ローカルネットワークに接続します。PoEスイッチにつなぐとLANケーブルから給電されます(DC 12Vでも給電可能。電源供給参照)。
- CI0のIPアドレスを手動で設定する必要はありません。RCPが自動的にCI0を検出します。CI0の画面の表示で状態を確認できます(ステータス表示参照)。
- カメラとCI0を、カメラに合ったケーブルで接続します(ケーブルカタログとカメラ別設定ガイド参照)。
- RCPのWeb UIでカメラを追加し、接続先としてCI0とポートを選びます(手順ははじめての方への「CI0を使った設定」「シリアルカメラの設定例」参照)。
1台のCI0は、同時に1台のRCP(またはRIO・GWY)の設定でしか使えません。複数のRCPでカメラの制御を共有したい場合は、複数のRCPを同じCI0に直接つなぐのではなく、RCPのREMI機能を使います。
CIOマニュアル
ポート仕様・シリアルトポロジー・ネットワーク/WiFi・電源供給・ステータス表示・アップデート・トラブルシューティングはCIOマニュアルをご覧ください。
カメラ別 設定ガイド
カメラとの接続・制御方法はRCP/RIO/CIO共通です。カメラ別設定ガイドをご覧ください。