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無線ソリューションとの連携

情報源
この内容はCyanview社公式マニュアルを基に作成しています。最新情報・正確な仕様は必ず公式ページでご確認ください。
https://support.cyanview.com/docs/Configuration/Wireless

Cyanviewは無線機器そのものは製造していませんが、既存の無線ソリューションと連携できます。選定は、運用条件・信頼性要件・予算によって異なります。

注記

無線は一般的に扱いが難しく、CyanviewにはRF(無線周波数)の専門知識がないため、自社での推奨やサポートは行っていません。以下はお客様による検証済みの選択肢を、長所・短所とともに紹介するものです。CyanviewのアーキテクチャはIPベースです。

IPメッシュ(ライセンス周波数帯)​

Domoなどのメーカーが、無線スイッチとして機能するIPメッシュノードを提供しています。デバイスはLANに接続されます。

長所:

  • 軍事技術をベースとした放送グレードの機材
  • メーカーによるサポートあり
  • ライセンス周波数のため混信が少ない

短所:

  • コストが高め

Bitbox(米国 免許不要 915MHz帯)​

Bitpart社のIP無線システムで、免許不要の周波数帯でカメラ制御を行います。各ノードがスイッチポートとして機能します。

長所:

  • 通信距離が長い
  • メーカーサポートあり
  • 低コスト
  • 設定がほぼ不要
  • イーサネット対応カメラとUSBインターフェースで互換

Wi-Fi HaLow(UHF 免許不要)​

Wi-Fi Allianceの認証を受けた技術ですが、一般的な家庭用Wi-Fiとは異なり、IoT(モノのインターネット)向けに設計された、通信距離が長く低ビットレートの方式です。ノード経由で各デバイスをIPネットワークにつなぎます。設定方法は公式のWi-Fi HaLowガイド(英語)を参照してください。

利用可能な周波数帯(国・地域により異なります):

地域周波数
米国915 MHz
EU866 MHz
日本924 MHz
韓国922 MHz
台湾920 MHz

長所: 通信距離が長い、低コスト 短所: メーカーサポートなし

セルラー(4G / 5G / プライベート5G)​

セルラー網(携帯電話回線)を利用したリモートカメラ制御です。制御の遅延は、映像伝送で想定されるような遅延よりもずっと小さく、ほとんどの場合問題になりません。カメラ側のRIOとCyanviewのクラウドリレーを使い、インターネット経由でコントロールルームと接続します。設定方法は公式のセルラーモデム/ルーターのガイド(英語)を参照してください。以前はRIOに4G USBドングルを接続して通信していましたが、現在はセルラーアクセスポイントに置き換えられており、5G通信やプライベート5Gネットワークにも対応しています。

長所:

  • アンテナ設置が不要でシンプルに導入可能
  • 自転車ロードレースやマラソンのバイクカメラなど移動を伴う撮影や、メイン会場から離れた場所の風景カメラ(ビューティーショット)にも使える
  • プライベート5Gネットワークが構築済みであれば、簡単かつ高い信頼性でカメラ制御を追加できる

短所: 公衆網では動作が保証されず、非常に安定する場合もあれば、まったく使えない場合もある

通常のWi-Fi​

Wi-Fiはスタジオなど管理された環境では使えますが、一般公開のイベントでは非常に不安定なことで知られており、実際に使われることはまれです。典型的な使い方は、IPカメラをWi-Fiで直接制御する方法です。各カメラをWi-Fiルーターに接続すると、RCPからは有線接続と同じように見えます。Wi-Fiネットワーク自体が安定していれば、この方法は簡単で信頼性があります。

それ以外のカメラでは、サブネットやアドレス変換(NAT)が必要になるなど構成がずっと複雑になり、多くの放送技術者の知識の範囲を超えることが一般的です。

Wi-FiドングルをつけたRIOをメインネットワークに接続し、RIOにつないだ機器をすべて制御する方法もあります。構成はそれほど複雑ではなく役立った例もありますが、不安定だった例もあるため、まずテストしてから段階的に導入してください。

長所: 低コスト、すでにWi-Fiネットワーク上にあるカメラなら簡単に制御できる 短所: 非常に不安定なことで知られ、多くのユーザーが避けている。どのメーカーからもサポートは受けられない

注記

RIOのWi-Fi設定インターフェースは基本的な機能のみです。重要な用途でWi-Fiに頼る必要がある場合は、定評あるメーカーの単体Wi-Fiクライアントの使用を推奨します。Mikrotik mAPのような小型機器で、必要な機能はおおむね揃います。

関連する公式ガイド(英語):

非公式のソリューション​

シリアル通信をベースにした方法もあります。理想的ではありませんが、特殊なシステムでは適している場合があります。参考として紹介するもので、Cyanviewによるサポートは提供されません。

RFモデム向けRIOシリアルブリッジ​

一部の特殊機器メーカーやRFベンダーのシステムと連携するために開発されたシリアルブリッジです。カメラの接続ステータスが一定せず信頼性に欠けるため理想的ではありませんが、Satelモデムのようなライセンス周波数のRFモデムを使えるため、多くのユーザーに活用されています。現時点では、メインの設定GUIではなく開発用インターフェースから設定します。

ミニカメラ向けシリアルデータ​

Marshall・Dreamchip・Protonのミニカメラでは、CI0またはUSBドングルから出るシリアルデータを、無線(RF)でカメラまで伝送できます。既存のシリアル無線システムと組み合わせて使われることがあります。

RCPは通常、双方向でデータをやり取りしますが、これらのカメラではカメラの詳細モード(カメラのプロパティ欄右上の「…」アイコン)で片方向リンクにできます。「Bidirectional」のチェックを外してください。双方向のまま使いたい場合は、代わりに「Delay」オプションで、返ってくるコマンドの確認にミリ秒単位の遅延を加えられます。この遅延は、お使いのRFシステムの往復遅延に合わせて設定してください。